活動の目的
「夏詣」という新しい⽇本の⾵習を取り⼊れ、⽼若男⼥の島⺠が神社に訪れる機会を創出する。伝統を継承するため⼦ども達がふるさとを想う気持ちを高めることを目的に、地域資源(産業、文化、風習等)を表現する機会を提供し、将来子ども達が成人した後も定住者だけが島の未来を支えるのではなく関係人口として地域と関わりを持つ仕組みづくりを構築する。又神事等の伝統⾏事は適切に取り扱えば観光資源となるにも関わらず、観光資源としての活⽤観点が不⾜している為、元々ある空間に付加価値を付けることで神社の価値を更に⾼めいずれは神社の魅⼒を島外(海外含め)にPRし島外者に向けた商材を構築し単発的なイベントでなく観光経済にも貢献することに繋げる。我々の活動が元々地元に根付く地域資源を磨き上げ持続可能な島内・島外の関係⼈⼝のコミュニティを強化するきっかけづくりになることを目指す。
活動の経過
2021年度⼿始めに夏詣の提灯とのぼりを掲げ限定ご朱印の頒布等、参拝者が少ない夏の時期に神社を詣でる試みを実施した。2022年度は茅の輪づくりや⼩学⽣が制作したSDGsあんどん(牛乳パックを活用)を境内に飾る小豆島あんどんまつりを実施。あんどんには小豆島にまつわる地域資源(産業、文化、風習等)やメッセージが描かれており子ども達にとってもふるさと愛を育む機会提供が出来た。参拝者も老若男女に渡り結果⼀定の⼿応えを得られた為、2023年度には伝統文化の継承や賑わいづくりを目的として雅楽や地元のミュージシャンの奉納演奏を行いコロナ禍以前のような賑わいが取り戻せた。
活動の成果
【あんどんづくり体験】
小豆地区6校の小学生が小豆島や豊島にまつわる絵やメッセージを牛乳パックで作られたあんどんに描き、神社の境内に装飾した。あんどんづくりはSDGsの学びを目的としており、SDGs41117のゴール達成に向けて子ども達が考えながら行動に移すことが出来た。約700個のあんどんが集まり、オリーブ・醤油・素麺・佃煮などの地場産品、フェリーやロープウェイ等の島ならでは乗り物や観光地、又「きれいなところなのであそびにきてください」「きれいな海を守ろう」などのメッセージも見られ持続可能な町づくりの学びにも繋がった。
【あんどんまつり】
雅楽の奉納演奏、地元のアコースティックバンドによる奉納演奏、屋台などコロナ禍では実施出来なかった行事を行うことで境内も賑わい、多くの参拝者が神社を訪れた。新聞折り込みや広報誌折り込み等、ポスターやチラシを乗り物、スーパー、観光施設等に配布。あんどんまつりは2社にて合計4日間開催。イベントには約1050名の人が神社を訪れた。
【⼩⾖島夏詣参画神社巡り】
夏詣限定御朱印頒布。地図入りのチラシを制作し各社を繋ぎ参拝者を促す。また島内の交通機関でもあるオリーブバスやシェアサイクリングの活用促進を行うことで御朱印巡りが各地域を結ぶきっかけづくりとなった。⼩⾖島夏詣参画神社巡りは7社にて合計62日間開催、100体以上の御朱印が頒布された。
【7社での夏詣】
夏詣オリジナルうちわの配布、茅の輪くぐり、七⼣飾り、提灯やのぼり等を境内に装飾。ポスターやチラシを乗り物、スーパー、観光施設等に配布。
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内海八幡神社あんどんまつり
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富丘八幡神社あんどんまつり
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内海八幡神社小豆島雅楽会奉納演奏