瀬戸内海地域振興助成成果報告アーカイブ

地域のつながりを再発見する「ジオクルーズ」の開発

讃岐ジオパーク構想推進準備委員会

実施期間
2023年4月1日~2024年3月31日

活動の目的

かつての下津井港から坂出港の島めぐりの航路は瀬戸大橋の完成に伴い廃止され、途中の島だけでなく下津井と坂出も衰退してしまった。そこで、今回、かつての定期航路でジオクルーズを行い、下津井の街並み、坂出港~坂出商店街~JR坂出駅を歩き、航路の果たした役割を考えた。また、集合しやすい与島を基点としたジオクルーズも行い、交流を促進するための可能性について考えた。

活動の経過

4月 7日 島しょ部下見(琴さんバス利用)
4月 14日 下津井下見
9月27日 モニタークルーズ(与島~島しょ部~下津井~与島)
9月28日 モニタークルーズ(下津井~島しょ部~坂出港~JR坂出駅)

活動の成果

下津井港から坂出港の定期航路をたどりながら、島内で大地の成り立ちと歴史・産業を物語としたジオツアーを行い、地域の文化や資源を活かし、地元住民の交流を促進したジオツアーを構築した。また、下津井のガイド、弁当手配、船の紹介などを下津井sea village、島のガイドを坂出島しょ部郷土史研究家 濱本敏広氏、坂出のガイドを坂出の街を楽しむ会、坂出港町商店街復興組合、意見交換会を岩黒島婦人部と連携することで、ジオクルーズに深みが増した。

  • 黒浜(岩黒島):風化した岩でできた粘土は島で使われた

  • キイキ石(櫃石島):花こう岩がだんだん大きくなる伝説の理由を語る郷土史研究家 濱本敏広氏

  • 祇園神社(下津井):下津井のかつての賑わいを語る下津井まちあるきガイド