瀬戸内海地域振興助成成果報告アーカイブ

佐田岬半島伝統の裂き織りを活用した地域の魅力再発見事業

裂き織りラボ

実施期間
2025年3月22日~2025年3月30日

活動の目的

・佐田岬半島の暮らしや伝統、美しい風景の認知を広げる ・学びの機会を創出することで、織り手の意欲向上や伝統の継承の可能性を高める ・愛媛県内外の裂き織りグループや作家との交流し、技術の向上や連携を図る

活動の経過

裂き織りラボ以外の愛媛県内で活動するグループや個人作家にサミットの開催趣旨を説明し、作品の展示を依頼した。また裂織の今研究会(東京本部)のご協力のもと、全国で活躍される作家作品を集めたり、博物館所蔵の古い裂き織りを企画展示した。開催期間は3/22から3/30で、戦前まで造り酒屋であった古民家を展示会場として活用した。全国各地の作家の作品展示からフィンランド人によるフィンランドの裂き織り「ポッパナ」のデモンストレーションや、風呂場を海に見立てた「裂き織り水族館」、招待講師による作品説明会、愛媛大学と歴史文化博物館学芸員による講演会を2回実施した。

活動の成果

・9日間の開催期間中、462人の来場があった。アンケート集計では町内者の来場者の割合が3割だったが、芳名帳に記名しない地域住民が多くあった。
・グーグルフォームでのアンケート回答が91件。満足15.4%、大変満足84.6%と評価がよかった。来場者のエリアが伊方町内30.8%、町外69.2%(伊方以外の南予31.9%、中予25.3%、東予5.5%、四国(愛媛以外)2.2%、四国外4.4%)
・感想には伊方町の文化、裂き織りの新たな可能性や面白さの発見があったと多く寄せられた。
・二名津集落入り口、会場、駐車場の経路が分かり難いだろうと判断し、伊方町地域おこし協力隊二瓶氏にアクセス用の動画編集を協力していただいた。(3/12にInstagramで事前公開1753閲覧)またサミットの幟を沿道に立て、駐車場の場所を目立たせた。結果として、会期中にアクセスについての確認の電話がかかることは殆どなく、来場を促せた。土日は公民館(旧二名津中学校)グラウンドを駐車場として利用許可をとった。
・知人からポスターやチラシをもらって来場された方が多かった。西予市や大洲市ではポスター掲示を手伝ってくれる一般の方も多く、伊方町外の南予から来場の割合の多さにつながっていると考える。
・中予や東予からの来場者は愛媛新聞を見たという方の割合が多かった。この場合は裂き織りやその他の手工芸に携わっている方が多かった。
・副次的効果として、町外者の方は宿泊される方も多くあり、三崎地区のえびすや旅館や亀が池温泉の利用や、はなはなでの昼食利用にもつながった。
・これまで未確認であった新居浜市や西条市の裂き織りグループも団体で来場され、愛媛県内の裂き織りネットワークのきっかけになった。
・講演会の座席数を先着順の16席と設定していたが、予約の問い合わせが多く、当日は座布団での観覧を増設した。大本氏と松井氏による講演内容も大変好評で満足度が高かったため、次回のサミットでも、専門家による学びの場を増やし来場者の理解を増やすことで地域の伝統に興味関心を深くもつ機会をつくりたい。県外の方からもインスタライブが面白かったとの声がとどいた。3/23の講演会現地参加者30名、インスタライブ閲覧792名、3/29講演会現地参加者20名、インスタライブ閲覧者434名(4/12確認数値)
・自分の作品が初めて売れるという喜びを実感している裂き織りラボの受講生もいた。
・高度な技術を持つ作家作品を実際に見て学ぶこと、先生方から直接話をお聞きすることで、技術の発見や意欲につながった。
・展示会場の「二名津わが家亭」の建物に興味を持つ方も多数いた。宿泊施設として利用できる説明をすると驚く人が多く、地域の魅力を伝える一助になった。

  • 3/22講演会「地域×伝統×アート」インスタライブ

  • 裂き織り体験の様子

  • 古い裂き織りを前に昔話に花が咲く地域の人