瀬戸内海地域振興助成成果報告アーカイブ

鞆の浦アイヤ節の魅力発信!次世代の担い手を育てるプロジェクト

鞆の浦アイヤ節保存会

実施期間
2024年4月1日~2025年3月31日

活動の目的

江戸時代から続く鞆の浦の郷土芸能「鞆の浦アイヤ節」は、保存会の発⾜から約60年を迎える。鞆の浦での祭事やイベントで踊られ、地域に親しまれている一方、コロナ禍での活動の低迷や、高齢化によってメンバーは年々減少しており、地域の郷⼟芸能である鞆の浦アイヤ節を知らない若い世代も増え、保存会の存続が危ぶまれている現状があった。 本プロジェクトでは、主に以下の3点を目的とする。 1 若い世代の参加を積極的呼びかけ、次世代の担い手を育てる。 2 これまで「⾒て覚える」ことで繋いできたアイヤ節の振り付けをイラスト化、アイヤ節の歴史や保存会の活動内容を載せた印刷物(パンフレット)を作成する。また、踊り方の動画をwebアップロードするなど、アイヤ節の魅⼒を発信し多くの人に知ってもらう。 3 踊ると元気になる鞆の浦アイヤ節が盛り上がることで、地域に暮らす⼈々を活気づけ町に賑わいを⽣む。

活動の経過

1 アイヤ節の体験会を開催。通常の練習時にも呼びかけをし、体験者を募った。
2 体験会の参加者などに話を聞く中で、アイヤ節への興味や愛着はあるが、保存会の会員になることに対するハードルが高いと感じている人が多いことが分かってきた。
その為、気軽に参加できる「サポート会員制度」と、会費だけで応援する「協賛制度」を新設。新しい制度に加⼊する若⼿が増えた。
3 地域の小中学校、こども園で指導を行った。小中学校の運動会ではプログラムの最後に「アイヤ節」の演目が入り、保存会・児童生徒・保護者・教員全員が踊ることができた。
運動会後に開催された「弁天島花火大会」には児童生徒の希望者や、保護者も合わせ約200名が踊りに参加した。(中国新聞に掲載)
4 踊りに一体感を生むため、新しいメンバーに揃いの法被を購入した。
5 踊りを撮影し、踊り方を⾒れるYouTubeチャンネルを開設した。
6 アイヤ節の歴史や踊り方の載ったパンフレットを作成し、魅力を発信した。パンフレットに記載のQRコードを読み取るとYouTubeチャンネルが見れるようにした。

活動の成果

1 体験会を開催し、「サポート会員制度」を新設したことで、当初の目標を超え、新メンバーが9名増えた。
2 若手メンバーが増えたことで、各⾃が得意分野を活かし、事務方、司会者、⾳響係などを分担できるようになった。
3 若手メンバーが増えたことで、消滅していた三味線部隊の復活に向けて動き出した。町内の回覧板や福山市のまちづくりサポートセンターなどで三味線の寄付を募り、全部で4本の三味線が集まり、実際に練習が始まった。
4 町⺠からも「アイヤ節に活気が出ているね」「アイヤ節に若い人が増えたね」と⾔われるようになった。
5 若手メンバーや子連れの参加者が増えたことで注目が集まり、地元ローカル番組が取材に来た。放送後は地域の人からの反響も大きく、古くからの高齢者メンバーも若手メンバーもモチベーションがあがった。

  • アイヤ節の体験会を開催したり、地域の小中学校、こども園で指導を行った。小中学校の運動会ではプログラムの最後に「アイヤ節」の演目が入り、保存会・児童生徒・保護者・教員全員で踊ることができた。(写真は小中学校での指導の様子)

  • 2024年5/25(土)に開催された鞆の浦弁天島花火大会オープニングでの踊りの様子。 運動会で一緒に踊った児童生徒や、保護者の飛び入りなど、地元の中国新聞によると約200名の参加があった。

  • 2025年3/2(日)に開催された鞆の浦歴史民俗資料館のひな祭りイベントで踊りの披露。 活動PR、体験会の実施、「サポート会員制度」を新設した事などにより、新しく増えたメンバーもイベントに参加して踊った。男性は助成金を使って新しく作成した法被を着て踊った。