瀬戸内海地域振興助成成果報告アーカイブ

高校生たち若者世代による白石踊継承活動

白石踊会

実施期間
2025年4月1日~2026年3月31日

活動の目的

白石島内の過疎・高齢化を踏まえ、白石踊継承のためには、白石島ゆかりの人だけでなく島外の人にも積極的に伝えて継承者になってもらうことや白石踊に慣れ親しんでもらうことが必要だと考える。同時に、島内に若い世代が留まったり移住してくれたりする環境作りも大切だ。その意味で、高校生たちのアイデアを活かした当活動は、若者世代に白石踊の認知度を高め、白石踊を習ってみようという人の裾野を広げる効果がある。当活動は白石踊の存続のみならず、白石島の関係人口の増加、観光業を中心とした島内の産業が活気づくことによる若い世代が島内に増え、「ゆったりとした島時間」の中での豊かなコミュニティ創出等につながることを願っている。

活動の経過

毎月の定期練習会を笠岡市中央公民館で開催するほか、高校生たちが白石島に来た際には白石公民館で講習会を開催して踊りの継承をおこなっている。7月の白石踊鑑賞・体験ツアーでは、熟練者のほかに中高生も踊り手としてツアー参加者に白石踊を披露した。その白石踊が始まるまでの時間で若者世代が観光客を案内して島内を巡るという企画も実施した。8月には「高校生ボランティア・アワード2025」(東京都新宿区で開催)に選ばれ、全国から集まった高校生や一般の来場者に白石踊を説明し、高校生たち自身の取り組みを紹介した。現在、白石島内では空き家を移住者向けのお試し住宅に改装中だが、高校生たちもその実労作業に参加した。

活動の成果

白石踊鑑賞・体験ツアーで披露する踊り手にまで育ってくれている中高生がいることは大変喜ばしい。また高校で白石踊を習おうとする動きもあり、今年度は60人が2回に分かれて白石島に来て習ってくれた。島内の空き家対策として改修を行う際に、空き家内の物の整理作業を暑い中で高校生が担ってくれたことは労力面でとても助かった。高校生たちは「高校生ボランティア・アワード2025」に出場したことが大きな手ごたえになっており「堺ライオンズクラブ賞」という特別賞にも輝いた。新聞投稿は2回、山陽新聞に掲載されたほか、ユネスコスクールの会議などで発信している。高校生による白石踊継承活動は、「島の宝を守る白石踊800年の伝統を受け継ぐ若者たち」(山本慎一著 吉備人出版)が出版された。

  • 定期練習会

  • 白石踊鑑賞・体験ツアー

  • 高校生ボランティア・アワード