アートによる地域振興助成成果報告アーカイブ

【自主・共催助成】瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭実行委員会

実施期間
2015年4月~2016年3月

活動の目的

瀬戸内海の美を世界に向けて発信するとともに、会場となる島々の固有の民俗・文化等を現代アートを通じて発見し、さらには各島々の住民やこえび隊との心温かな交流などを通じて島々の活性化を図る。

活動の内容

2015年度には、瀬戸内国際芸術祭2016の開催に向け、地域住民、関係行政機関、学校・大学、船舶事業者、旅行事業者、その他関係機関等との協議調整など必要な諸準備を行いながら、詳細計画を策定し、関係団体等に計画概要についてPRを行った。平成28年3月20日の芸術祭春会期開幕に向けて、東京等での企画発表会の開催、アジア各地でのプロモーション活動、ウェブやポスター等で効果的な情報発信を行い、誘客促進を図った。開幕に合わせて公開している作品についての制作を行った。
実施場所:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島、高松港および宇野港周辺など

参加作家、参加人数

瀬戸内国際芸術祭2016の開幕時点(3月20日)での作品、イベント数および作家数は、作品 206、イベント 38、参加作家(組) 226、 参加する国と地域 34であり、このうち新規の作品、またはイベント数は140。

他機関との連携

瀬戸内国際芸術祭2016の開催期間中に香川県内で開催される20のアートイベントを「瀬戸内国際芸術祭2016パートナーシップ事業」として選定し、県内全域の活性化を図っている。

活動の効果

世界に誇る多島美の瀬戸内海を生かした国際的な芸術の祭典である当芸術祭を継続して開催することにより、文化芸術の振興を図り、島々をはじめとする瀬戸内の活性化、交流人口の増加、世界への情報発信に寄与することが期待される。
2015年度は、瀬戸内国際芸術祭2016の開幕に向けた諸準備や事前PRを終え、3月20日に盛大に開会式を行った。

活動の独自性

瀬戸内国際芸術祭は、海と島を会場に行われた世界で初めての本格的現代アート展であり、美しい瀬戸内海を船で巡りながら、島の自然や文化に溶け込んだアート作品を体感するというこれまでにない新しいスタイルの芸術祭である。さらには、人と人とのつながりの大切さを多くの人々に再認識させ、地域の元気を取り戻すための取り組みとして評価されている。

総括

当初の予定どおり、構成団体等関係者との協議・国内外でのPR活動・作家や会場となる島々との連携調整を進め、平成28年3月20日、瀬戸内国際芸術祭2016の春会期が開幕した。

  • 瀬戸内国際芸術祭2016のメインビジュアル

  • 開幕直前展(渋谷ヒカリエ 8 /)でのアーティストトークの様子

  • 瀬戸内国際芸術祭2016開会式の様子