活動の目的
まちなみが豊かな表情を獲得するきっかけを作るとともに、現代の都市計画や地域活動、コミュニティーの在り方を問い直していくことを志している。
活動の内容
地域に根差した映画鑑賞会や、まちの憩いの場である「寿町総合労働福祉会館」建て替えにともなうさよならイベント「~ありがとう寿福祉会館~豚星なつみライブペイント×寿デイドリーマーズさよならライブ」を実施。これまでの活動を振り返ることのできるフォトブックの制作を行った。
また、新たなアーティスト・イン・レジデンスプログラムや、高齢者介護施設を拠点にしたアートプログラムの実施を視野に入れたリサーチ活動を行った。
実施場所:横浜市中区寿町、松影町エリア
参加作家、参加人数
豚星なつみ、寿デイドリーマーズほか
他機関との連携
寿町勤労者福祉協会とともにさよならライブイベントを実施。
活動の効果
「寿町総合労働福祉会館」の建て替えというまちの節目の行事に合わせたさよならライブでは、これまでの「KOTOBUKIクリエイティブアクション」イベントの写真展示も行い、団体の活動周知と振り返りを行うことができた。
活動の独自性
実施エリアには多くの簡易宿泊所や福祉マンションが建ち並び、住人の多くは高齢であったり、ケースワーカー等による介護を必要とする人たちである。日本における超高齢化社会を先取りしたような地域において、どのようなアートプログラムが有効であるのかを実験、検証することのできる数少ない場である。
総括
まちの憩いの場である「寿町総合労働福祉会館」建て替えという節目に際して、地域に根差したイベントを行うことができ、2008年より継続してきた活動の手応えを感じている。一方で、新しい試みも必要だと感じており、時間をかけて検討していきたい。